新型コロナウイルス感染拡大防止のためテレワークや在宅勤務が多くの会社で導入されています。私はもう1年以上テレワーク中心の勤務が続いていて、この1年間平均すると週1回程度しか出社してません。
テレワークの最大のメリットは通勤時間を削減できるので自由な時間が増えることですが、一方でデメリットとして運動不足による体調管理の難しさや、オフィスより仕事環境が整っていない不便さがあります。
このデメリットが少し厄介で私は昨年いわゆる四十肩を発症してしまいました。。。
テレワークが続くとどうしても運動不足になり、肩こり・腰痛・四十肩などの原因になりますので、それを避けるためには快適な仕事環境を整えることが大切です。
そんな私の経験からテレワークに快適な環境を整えるための ”必需品” と ”おすすめ品” をご紹介します。
テレワークでの必需品
まず最低限そろえておくべきアイテムです。体へのストレスを軽減させることで仕事の効率アップにもつながります。
モニター
快適テレワーク環境をつくるために真っ先に導入をおすすめします。
テレワークでは会議やちょっとした打ち合わせでもオンライン会議というかたちになりますので、パソコン画面を見る時間がどうしても増えます。ノートPCの小さいモニターでは目が疲れるし、前かがみの姿勢が続くので肩こりの原因にもなります。
それを防止するために、モニターはまず最初に購入をおすすめするアイテムです。
メール・資料作成・オンライン会議が中心の方であれば高額なモニターは不要です。1〜2万円台のモニターで十分ですので、迷わず購入することをおすすめします。
おすすめは23インチ前後、大きくても27インチくらいで十分です。大きすぎると逆に使いづらくなりますのでご注意ください。
オフィスチェア
少し質の高いオフィスチェアにすることで快適性と仕事効率が驚くほどアップします。
在宅で仕事をしてると、プリンターに紙を取りに行く、上司に呼ばれて席に行く、会議室に移動する、など席を立つことが極端に減るので、座りっぱなしの時間が増えます。そうすると腰痛や骨盤を痛める原因になります。
体の負担を軽減するために、少しお金を払ってでも良い椅子を購入するのをおすすめします。
おすすめはコマがついていて回転するタイプです。たまに椅子を引いたり、左右に回転させて姿勢を変えることができるので疲れを軽減できるからです。
ただしデメリットとしてはフローリングに傷をつけてしまうことです。長時間座ってるので凹んだりもします。
ですので椅子を購入するときは、チェアマットも合わせて購入をおすすめします。
こちらはお手頃価格ながら、チェアの出し入れに十分なサイズ、また何よりズレにくいので出し入れするたびに絡まったりせずストレスフリーで使えます。
広めのデスク
会社のデスクに慣れていると家の机では狭く感じる場合が多いです。広いオフィスに置かれてるとあまり気づかないかもしれませんが、オフィスデスクって実は結構広いんです。
実際のところ、ノートPC・モニター・マウス・スマホ・手帳・コーヒーカップを置くだけでも結構なスペースが必要です。
テレワークで快適環境を整えるためには少し広めの仕事用デスクを選ぶことをおすすめします。
モニターを使うことを想定すると、奥行き60cm X 幅100cm 以上あると快適に作業ができます。
マウス
日頃会社ではノートPCのタッチパッドを使ってる方でも在宅で仕事の際はマウスを使うことをおすすめします。
なぜなら在宅では座りっぱなしになりがちで、タッチパッドを使っていると仕事中ずっと両手を体の中央に寄せる姿勢となり、胸が閉じた状態が続くため、猫背・首こり・肩こりの原因となります。
マウスを使えば、腕を開くことができるし、そのとき意識して背筋を伸ばすようにすると体が疲れにくくなります。
おすすめはサムボタン付きのものです。サムボタンとは親指が当たる場所についてるボタンで、特にインターネットを見る時は「進む」「戻る」ボタンの代わりになるので非常に便利です。
キーボード
ノートPCのキーボードは幅が狭いため肩を体の中央にすぼめて胸を閉じる姿勢となってしまいます。在宅で長時間使用してると腱鞘炎・猫背・首こり・肩こりの原因となります。エルゴノミクスキーボードや分割型キーボードを使うことで胸が開き、姿勢もよくなるため体への負担を軽減できます。
エルゴノミクスとは ”人間工学” の意味ですが、つまりエルゴノミクスキーボードは体に負担をかけない自然な態勢でタイプができるように設計されています。一日の仕事を終えたとき明らかに首・肩・手首への負担が軽減されているのを実感できます。
分割型キーボードも圧倒的に楽なことがメリットです。
私の場合は両肩よりも外側にキーボードを置いて使用しています(両腕が逆八の字になる状態)。胸が開いた状態をキープでき、自然と背筋が伸びた状態になるので体への負担が劇的に軽減できます。
デメリットとしては日本ではあまり普及しておらず輸入品となるためUS配列が多いことです。US配列は日本のJIS配列と比べて、アルファベットキーの配置は同じですが記号などの配列が少し異なりますので初めは戸惑うと思います。
ただしどちらを使うにしても慣れの問題ですので慣れれば問題ありません。
マイク付きイヤホン
多くのPCはマイクが内臓されていますが、あなたの声だけでなく周囲の音をかなり拾うため会議相手にとって耳障りな雑音が多くなります。例えば窓を開けてると、外の子供の遊び声や車の騒音などを結構拾います。
自分ではどれくらい相手に雑音が聞こえてるか気づかずにPC内臓マイクで会議をする人がたまにいます。ビジネスマナーとして必ずマイク付きイヤホンを使うようにしましょう。
おすすめはワイヤレスです。なぜならカメラを使わない場合は立ったまま会議ができたり、たまにストレッチしたりできるので、座りっぱなしの環境から開放されます。
ただしワイヤレスの場合はあまり安いものを使うと、ノイズがひどいとか、アプリとの相性で声が聞こえないなどの不具合が起こる場合がありますのでご注意ください。
会議以外にも普段使いができるものなので、納得のいくものを選びましょう。
照明スタンド
手元が暗い状況での事務作業は、目の疲れ、ドライアイなどの原因にもなります。
部屋の照明を明るくすれば十分なケースもありますが、よくある壁に向かって座るレイアウト場合は頭の影が手元にかかってしまいます。照明スタンドを使う習慣がない方は気づかないですが、いざ使ってみると断然作業が快適になります。
またオンライン会議では部屋の照明だけでは顔が暗く映りがちです。窓の光の角度によってはさらに暗くなってしまうので相手に与える印象が悪くなってしまいます。特に外部のお客さんと会議をされる場合は見た目の印象も大切です。
間接照明としても役に立ちますので、照明スタンドの使用をおすすめします。
あると便利なおすすめ品
快適空間を作るために色々試した中で、これは買ってよかったとおすすめできるアイテムです。
ノートパソコンスタンド
自宅ではモニターの使用をおすすめしますが、会社ではモニターがないという場合に便利なのがノートパソコンスタンドです。モニターの位置が高くなるため、目線の角度も上がり、首の疲労が圧倒的に軽減されます。
外付けキーボードは使わず、パソコンのキーボードを使いながら目線を上げられるこちらのアイテムが一択でおすすめです。
この商品のデメリットとしてはスタンドをMaxに立てた状態でキーボード入力をすると少しふらふらします。ただ慣れればそれほど気にならなくなりました。また3段階で簡単にポジション変更(フラット/15°/25°)ができますので、キーボード入力メインの仕事をする場合はフラットもしくは15°の状態にするなど使い分ければ問題ないです。
スマホスタンド
仕事でスマホを使う方はもちろん、仕事で使わない方もスマホは手元に置いてると思います。ただし少し手元から離れたところに置いてると、通知を受信したときに覗き込んだり、スマホを持ち上げないといけません。
スタンドを使うと手を動かさずに一目で通知を確認できるので、大事な通知は開いて確認、急ぎでない通知はそのままスルーなどの仕分けが簡単にできます。
一度スタンドを使うとスマホを覗き込むムダな動作から解放されることに感動します。
バランスボール
椅子に座り続けてるとお尻や腰が痛くなってきます。そんなときは椅子の代わりにバランスボールを座るとお尻が楽になりますし、姿勢も変わり背筋も伸びてリフレッシュできます。
座高が低くなってそのまま作業するのはやりにくい場合もありますが、会議中などだと全く問題ありません。
仕事が終わってから体感トレーニングなど運動不足解消にも使えますので持っておくと便利です。
電源タップ(USB付き)
快適な仕事環境を作るためにアイテムを買い揃えるとコンセントが足りない、ということがよくありますので一つ電源タップがあると安心です。
もちろんUSBソケット付きのものがおすすめです。パソコンのUSBソケットからでも充電はできますが、パソコンからケーブルが生えてると結構じゃまになります。
せっかく環境を整えるのであればスタイリッシュにパソコン周りはスッキリさせたほうが気分が乗ります。
アロマディフューザー
こちらも気分を上げるアイテムです。会社だと無機質な環境でドヨ〜ンと仕事をしないといけないですが、せっかくホームオフィスで仕事できるのであれば、おしゃれに空間をアレンジした方がテンションが上がります!
それに自宅の部屋って換気機能が極めて低くて匂いがこもりますので、淀んだ空気をスッキリできますよ。
テレワークで快適な環境を整えるためのアイテムのご紹介でした。
少しの自分への投資で仕事の効率も上がりますので、心身ともに快適に仕事を続けられる環境を整えてみましょう。