「仕事が辛い・辞めたい」
「会社に出社しないといけないと思うと毎朝が憂鬱」
こんな悩みを抱えながらも「仕事が辛いからって逃げるのは甘えだ!」という時代遅れの精神論に縛られ、踏ん張りながら会社に行ってる方はたくさんいます。
でも仕事が辛ければ逃げればいいケースはたくさんあります。
むしろ正しいタイミングで逃げなければ人生取り返しのつかない事になる危険性もあります。
本記事では仕事から逃げても良い理由と正しいタイミングの見極め方をご紹介します。
人生の選択を間違えないための参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
仕事が辛ければ逃げても良い理由
仕事が辛ければ逃げても良い理由は以下の通りです。
- 環境を変えれば世界が変わる
- 心身が崩壊すると取り返しがつかない
- 仕事の選択肢はいくらでもある
環境を変えれば世界が変わる
仕事は自分の才能や努力だけでうまくいくとは限りません。職場環境・仕事内容・上司や同僚との相性などの巡り合わせも大切です。
閉ざされた社会の中にいて周りの世界を知らないと「その社会でうまくいかないのは自分が悪い」「自分の努力が足りない」と思い込みがちです。でも環境を変えただけで世界がガラッと変わることがあります。
私自身も転職を経験しています。以前の職場では上司との人間関係に悩まされ、会社に行くのが辛くて仕方ありませんでした。しかし、いまの会社に転職してからは会社に行くのが辛いと思ったことはありません。大変なことは色々ありますが仕事が楽しいと感じてます。
合わない環境に無理やり踏みとどまって潰れてしまうくらいなら、環境を変えてやり直せばよいのです。
心身が崩壊すると取り返しがつかない
合わない環境で無理をし続けると心身に影響を及ぼしかねません。「自分は大丈夫」と思っていても気づかないうちに心身は蝕まれていて、ある日突然限界を超えてしまうものです。そしてそうなったとしても会社はあなたを守ってくれません。自分の身体は自分で守らなければならないのです。
例えば、あなたがうつ病になって働けなくなった場合、会社は休職制度の活用などできる限りのサポートはやってくれるかもしれません。しかしあなたが復職が難しいからといって、一生生活の面倒を見てくれるなんてことはありません。
会社はあなたの人生に責任を持ってくれませんので、限界を越える前に自分自身で仕事から逃げる判断をしなければなりません。
仕事の選択肢はいくらでもある
体調を崩す危険を及ぼすほど仕事が辛くても頑張らなきゃいけないと思うのは、生活していくための選択肢が他に無いと思い込んでいるからです。
しかし実際は仕事なんて他にいくらでもあります。
日本には約400万の企業が存在します。その中にはあなたと相性の合う仕事はいくらでもあるのです。ただあなたはいまの会社以外の世界を知らないから、いまの会社で頑張らなきゃと思い込んでるだけです。
そしてそれを探す方法はいくらでもありますので、無理して踏ん張らなくても逃げ道を探せば世界は開けます。
仕事から逃げたくなる理由
仕事から逃げたいと思う理由は人によってそれぞれありますが、主には以下のような理由が挙げられます。
- 興味がない仕事をしてる
- 人間関係が合わない
- 過度の残業と休日出勤
- 過度の仕事のプレッシャー
- 仕事量に見合わない低い給料
興味がない仕事をしてる
仕事を長く続けるために最も大切なモチベーションは仕事に興味があるということです。
人間は自分がやりたいことに対しては寝る間を惜しんででもやりたくなるものです。
例えばゲーム好きの人は翌日寝不足で辛いのは分かってても徹夜でゲームしたくなるのです。
仕事も同様で、自分が興味のある仕事であれば、それを遂行する上で苦労することがたくさんあっても、多少労働環境がキツくても「仕事が辛い」と思うことはありません。なぜならその苦労を上回る「充実感」を得ることができるからです。
なのでそもそも自分が興味のない仕事をしていると、不満要素が蓄積されていき仕事が辛いと感じてしまいます。
人間関係が合わない
一つの組織に属する上で、人間関係がうまくいかないのは精神的に辛くなります。
特に上司との関係がうまくいかない場合は仕事もうまくいかなくなるし、精神的に追い込まれることが多いです。
ましてやブラックな上司につくと体調を崩すまで追い込まれるリスクがありますので注意が必要です。
過度の残業と休日出勤
言うまでもなく人は適度な休息が必要です。
毎日長時間残業が続き、週末まで出社しないといけない状況になると、体力的にも精神的にも疲弊してしまいます。
そのような状況が続くと、
「何のために生きてるのだろう」
「人生を豊かにするために仕事をするはずなのに人生を楽しむ時間がない」
という感情が強くなり逃げたいと考えるようになります。
このような思考ができるうちに逃げ道を考えた方がよいです。
最悪なのは、その状態を通り越してしまい「とにかく頑張らないといけない」「仕事がうまくいかないのは自分のせいだ」と考えてしまうことです。
ここまで追い込まれてしまうと、自分では冷静な判断ができなくなり、心身が崩壊するまで働き続けることになりかねませんので。
過度の仕事のプレッシャー
自分の限界を大きく上回るプレッシャーをかけられ続けると心身ともに疲弊してきます。
特にパワハラ上司からの理不尽なプレッシャーを受け続けると「仕事が辛い」「もう逃げ出したい」と感じるのは当然です。
適度なプレッシャーは自分の限界値を広げる成長につながりますが、過度なプレッシャーは潰されてしまうだけです。
責任感の強い人や真面目な人ほどプレッシャーをまともに受け止めて頑張ってしまう傾向がありますので注意が必要です。
仕事量に見合わない低い給料
自分の苦労と引き換えにしっかりとした金銭的な見返りが得られるならば「欲しい物が買える」「趣味を充実させられる」「預金残高が増えていく」などのプラスの要素が考えられます。
しかし苦労と見返りのバランスが合わないと「なんでこんな苦労しないといけないんだ」と必然的に辛い気持ちになってしまいます。
「会社に与える労働」と「会社からもらう対価」のバランスが合わないというのは実はブラック企業なのかもしれません。
そんな会社で人生の時間を費やすのはムダですので、すぐに転職を考えた方がよいでしょう。
仕事が辛いと感じながら働き続けるリスク
毎日辛い思いをしながら仕事を続けると、うつ病などの健康被害につながる危険性があります。
そして、このような健康被害は自分では気づかないうちに深刻な状態まで進行し、体調を崩すなどの明らかな症状として現れた時にはすでに重症化していることが多いです。
私の知ってる先輩は上司のパワハラの影響でうつ病となってしまいました。海外駐在も二度経験されバリバリに仕事をされていた方でしたが、うつ病を発症してからはエネルギッシュさは失われ、少し仕事の負担がかかるだけで会社を休んでしまう状態でした。それでも何とか気持ちを一新するために家を建てたり、サイクリングの趣味を始めてみたり、ペットを飼ってみたりと試行錯誤されていますが、15年ほどたった今でもトンネルを抜け出せずに苦しんでいます。
辛い仕事を無理して続けていると人生を台無しにしてしまう危険性がありますので、限界を越える前に逃げるべきです。
仕事から逃げる正しいタイミング
いま仕事が辛いと思っていても「すぐに逃げた方がよいケース」と「もう少し頑張った方がよいケース」があります。
すぐに逃げた方がよいケース
以下のような場合はすぐに逃げ道を探すことをおすすめします。
- 他にやりたい仕事がある
- 慢性的な体調不良や睡眠不足
- 会社の体質や環境に不満
ポジティブな要素として、他にやりたい仕事がある場合は「逃げる」というよりも「キャリアアップのための転職」と言えますので、積極的に動き出すことをおすすめします。
ネガティブな要素として、まず体調不良が続くような環境にある場合は、前述の通り人生を台無しにしてしまう危険性があります。
また会社の体質や環境というのは簡単に変わるものでは無いため、今後ずっとその不満を抱え続ける可能性が高いです。
これらネガティブ要素に当たる場合も、やはり早く転職を考えた方がよいでしょう。
もう少し頑張った方がよいケース
以下のような場合はもう少し今の職場で頑張った方がいいかもしれません。
- 同僚が転職しだしたから自分も焦ってきた
- いまの不満は一時的な要因である
明確な理由がないのに周りの動きや一時的な感情に流されて転職すると失敗する可能性が高いです。
辛い気持ちは分かりますが「本当にいま転職するべきなのか」「何のために転職するのか」を見つめ直した方がよいです。
また会社に不満は無いが「いまついてる上司が合わない」「いま担当してる仕事が合わない」というように一時的な問題に悩まされているだけであれば、職場異動を希望するなど自分でできる努力をしてみるか、少し我慢してジョブローテーションを待つ方がよいかもしれません。
冷静に考えた上で「やっぱり転職したい」という場合は、転職で失敗しないために自分を見つめ直す必要がありますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
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また求人情報からだけでは見えない働き方の実態を知るために、クチコミサイトのチェックも忘れずに行いましょう。有名なところでは転職会議などがありますのでぜひ活用してください。
まとめ
人は豊かな人生を送るために仕事をするものです。
辛い仕事のせいで人生を台無しにしては本末転倒です。
いまの仕事が辛ければ逃げれば良いのです。
ただ正しい逃げ時かどうかだけ注意してください。
【すぐに逃げた方がよいケース】
- 他にやりたい仕事がある
- 慢性的な体調不良や睡眠不足
- 会社の体質や環境に不満
【もう少し頑張った方がよいケース】
- 同僚が転職しだしたから自分も焦ってきた
- いまの不満は一時的な要因である
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