「いまの会社でこのまま続けて良いのだろうかと」漠然と迷う
「本当は別の仕事がやりたい」「いまの会社の〇〇にうんざり」と不満を持ちながらも転職に踏み切るかどうか迷う
という方はとても多いです。
転職は大きな人生転換のきっかけになりますので迷うのは当然ですが、最終的に転職するにせよ、しないにせよ、後々後悔しないための判断ポイントをご紹介します。
私は新卒入社6年目で転職の道を選び、人生逆転することができました。
転職するかどうか迷うときの判断ポイント
転職するべきかどうか迷う場合は次の3つのポイントを振り返ってみてください。
あなたの悩み事が何かを整理する
まずあなたが転職したいと思うに至った悩み事が何かを整理してください。
いまの仕事に対するやりがい/適正、会社の将来性、上司や同僚との人間関係、評価制度、労働条件、勤務地、など色々あるかもしれません。転職を考えるようになった直接の悩みだけでなく全ての悩みを洗い出してみましょう。
できれば ”その悩み事以外は満足してる = その悩みが解決できればいまの会社で満足” というくらいまで整理できると非常に明確です。
それらの悩みは一時的なものではないか
次にそれらの悩みは一時的なものなのか考えてみてください。
以下2つの例をご紹介します。
例① いまの部署の上司との人間関係
例えば、いまの部署の上司との人間関係で悩んでる場合、部署が変わって別の上司に変わればその悩みは解決するのか考えて見てください。
いまの上司が特別に相性の悪い上司なだけで、他の部署の所属長とは普通に付き合えるのであれば、それは一時的な悩みと考えられます。いずれジョブローテーションなどでその上司とは離れる事になるので、そうなればあなたの悩みは解決されます。
「でもいつかまたその上司と一緒になるかも」と思うかもしれませんが、相性の悪い上司というのはどこの会社にもいます。長い会社生活の中で、一度も相性の悪い上司に出会わずに過ごすというのは難しいので、ある程度のリスクは受け入れる必要があります。
一方で、他の部署でも性格の悪い/ブラックな所属長が多い、という場合は今後も上司との関係性に悩まされ続ける可能性があり、一時的な悩みでは終わらないかもしれません。今後もずっと上司との関係性で悩まされる可能性が高いなら、転職の道を選ぶのもありです。
ちなみに私が転職した理由は上司との関係性です。当時の会社はそもそも体育会のノリが強い会社で、課長だけでなく部長までもパワハラ気質でした。パワハラに苦しめられ、且つ評価も下げられたせいで昇格もできず、この会社では自分の将来は無いと見切って転職しました。
例② いまの部署の仕事が自分の希望に合わない
自分はこれがやりたいという想い持っているのは良いことですが、会社では100%自分の希望通りの仕事をできるとは限りません。
その時々の状況で会社として最適な人材配置を考えますし、あなたの将来的なキャリア形成を考えてその仕事を与えられているのかもしれません。普通の会社は定期的なジョブローテーションで社員に色々な経験を積ませるものですので、いまの部署が希望に合わないとしてもキャリア形成のためのステップと思ってもう少し続けるべきかもしれません。
ただしこれは会社によって事情が異なるので一概には言えません。あなたの希望するキャリアとは全く異なるラインに乗ってしまっていて、この先部署が変わったとしても自分のやりたい仕事ができない環境にあるならば、早々に見切って転職を選んだ方が良いかもしれません。
その悩みは自分で解決できないものか
例えば上司との関係性に悩んでるならば自分の努力で改善できないのか?上司とうまくいかないのはあなたにも理由があるかもしれません。
転職しても上司との関係性は常につきまといますので、正しい上司との向き合い方ができてるのかを振り返ってみてください。
苦手な上司への対処法は↓こちらで紹介してますので参考にしてみてください。
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いまの部署が自分の希望に合わない場合、自分の目指すキャリプランの方向性を上司に相談するのが大切です。会社に自分の目指す方向性を正しく理解してもらうことで、チャンスがあれば希望する方向へ導いてくれる可能性もあります。
また社内公募制度がある会社であれば、よりやりたい仕事に近い部署へ応募するのも一つのやり方です。
ただし、そもそもいまの会社では自分がやりたい仕事ができない、希望は出しているがなかなかその方向に進まない、という場合はこれ以上続けていても時間を無駄にしてしまう可能性があるので早めに転職の道を選ぶのをおすすめします。
転職するなら若いうちが有利
ここまでを振り返ってみると、転職の方向に進むか、もう少しいまの会社で頑張るかが見えてくると思いますが、もう一つ考慮すべきは「転職するなら若いうちが有利」ということです。
採用する会社側の立場でみると以下の理由です。
今後の成長ポテンシャルが高い
若い人材であればまだ前の会社の仕事のやり方やマインドに染まりきってないので、自分の会社の社風や仕事のやり方に柔軟に対応しやすいと考えられます。若い人材の方が柔軟性がありますので、自分の会社が求める人材に育てやすくなります。
また転職する個人側から見ると以下の理由が挙げられます。
若いうちであれば先輩に色々聞きやすい
これは個人側としてはとても重要なポイントです。年齢が上がれば上がるほど即戦力として期待されますので、分からないことは周りの人に聞きながら徐々に学んでいこうというのは通用しません。
若いうちに転職していれば周りの人からも若手扱いされますので、うまくいかないことがあっても優しく指導されたり、分からないことも周りに聞きやすい環境にあります。
また若いうちは同年代の同僚とも仲良くなりやすいので、中途採用であるが故の孤立感も感じにくくなります。
新たな環境に挑戦するための気力・体力がある
新しい環境で仕事を始めるにはやはり最初は心身ともにエネルギーを使います。若いうちは気力・体力ともに溢れているので、新たなチャレンジでも乗り越えることができます。
失敗してもやり直しが効く
すでにお話しした通り会社としてもポテンシャルを期待して若い人材を採用してますので、何度失敗してもそれを糧に成長していけば問題ないです。しかし40代で転職した場合はそういう訳にはいきません。これまでの経験をもとにすぐに成果を出すことを期待して採用されてますので、失敗が続くようであればダメな人材として烙印を押される可能性が高くなります。
転職活動をするために自分を振り返る
ここまで自分を振り返って、転職を考えてみたいという気持ちが残っているのであれば、深く構えずに気楽に転職活動をやってみることをおすすめします。
なぜなら
- 転職活動は無料でできる
- 転職活動を通じて自分の市場価値が分かる(どんな会社から内定を貰えるか)
- 転職するかどうかは最後に決めれば良い
転職活動をすると決めたら、次のことを明確にするために自分自身を振り返りましょう。
自分がやりたいことを明確にする
転職で失敗しないために最も大切なのは自分がやりたいことを明確にすることです。
転職して新たなスタートを切ることができたとしても、それが自分がやりたい仕事でなければまた新たな悩みを抱える可能性がありませす。会社人生においてやりがいをもって長く続けるためには、自分のやりたい仕事につくことが最も大切です。
また転職活動を進める中でも ”自分がやりたいこと” を明確に持っていることが重要になります。希望する会社との面接では「なぜ弊社に入りたいのか」という質問が必ずでます。その際に「自分はこういう仕事がやりたい。それができるのが御社と考えたから」と迫力を持って答えられると強力なアピールとなります。
転職条件の優先順位を決める
転職先を探すにあたってはどの条件を優先するかを明確にすることが、後で後悔しない転職をするための秘訣です。
転職先で長く仕事を続けるためには自分のやりたい仕事ができるかどうかを最優先とすべきですが、その他の条件も含めて優先順位をつけておきましょう。
転職活動はいま収入源となる仕事がある状態で行いますので、就職活動のように希望通りでなくても内定をもらった会社の中から選ばなければならないという状況ではありません。なので自分が何を求めて転職するのかを明確にし、その条件に合致する会社をじっくり探すようにしましょう。
考えておくべき条件の具体例をいくつか挙げておきます。
仕事内容 | 職種・業界・資格(語学など)を活かせるか |
収入 | 月収・賞与・家族手当・その他福利厚生 |
労働環境 | 勤務地・転勤有無・社宅/寮、年間休日、土日出勤 |
働き方 | フレックス勤務制・副業可否・テレワーク有無 |
転職活動は転職サイトに登録することから始まります。優先順位を明確にしておくと、求人を探す際の条件設定にも役立ちます。
転職活動の進め方
転職活動はまず転職サイトに登録することから始まります。
登録したサイトに求人情報を見に行く、また合わせて求人情報を紹介してもらうことで、自分のやりたい仕事ができる会社を探します。
転職サイトは色々あってどこに登録したらいいか分からないという方が多いので、ここに登録すれば間違いない定番3つ” をご参考に紹介しておきます。
登録は無料で多数の求人案件を見つけることができます。
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人材業界大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェントサイト
キャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動が進められる
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エージェント機能とは登録するとキャリアアドバイザーという経験豊富な専門スタッフがあなたの転職活動をサポートしてくれるサービスです。
キャリアアドバイザーのサポート内容
・希望にあった求人情報を探してその企業とつないでくれる
・非公開の求人情報も紹介してもらえる可能性がある
・会社と条件交渉をしてもらえる可能性がある
・履歴書の書き方などのアドバイスをしてくれる
・面接に関するアドバイスもしてくれる
・その他転職に関わる不安に対して相談に乗ってもらえる
おすすめは、3つの転職サイトに登録をして、自分の希望に見合った求人情報を探す。
合わせてエージェント機能も活用してキャリアアドバイザーに相談しながら転職活動を進めることです。
また求人情報からだけでは見えない働き方の実態を知るために、クチコミサイトのチェックも忘れずに行いましょう。有名なところでは転職会議などがありますのでぜひ活用してください。
閉ざされた世界で悶々とせずに、気軽に外の世界を覗いてみるとあなたの世界が広がるはずです。
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